むかしむかし、ある小さな村に、一人の男が住んでいました。彼は新しい村に行くために、道を尋ねました。しかし、村人たちが教えてくれた道は、複雑で、右に曲がったり、左に曲がったりするものでした。
男は最初は大丈夫だと思っていましたが、すぐに方向を見失ってしまいました。右へ行こうとすると、なんだかおかしな感じがし、左へ行くと自分が元の道に戻っていることに気が付きました。彼はまるで風船のように、あちらこちらへ飛び跳ねながら、どうにか目的地に近づこうとしていました。
その様子を見ていた村の子供たちは、彼の混乱ぶりを見て笑っていました。「あの男、右往左往してるよ!」と指を指しながら、楽しそうに話していました。男はそんな子供たちの声を聞くと、少し恥ずかしくなり、思わず笑ってしまいました。
結局、男は村の子供たちに助けられ、無事に目的地にたどり着くことができました。この出来事から「右往左往」という言葉が生まれ、何かに困ってあちこち動き回る様子を表すようになったのです。だから、もし道に迷ったり、何をしていいかわからなくなったりしたら、あの男のように「右往左往」しているのかもしれませんね。