昔々、ある小さな村に住むおじいさんがいました。彼は毎日、村の広場で不思議な話をしていました。空を飛ぶ魚や、しゃべる木のこと、さらには宇宙から来た友達の話など、村人たちは彼の話に夢中になりました。しかし、誰もその話が本当だとは思っていませんでした。村人たちは、ただ楽しむために彼の話を聞いていたのです。
ある日、村の子供たちが集まって、広場で遊んでいました。すると、ひとりの子供が「おじいさんの話を聞こう!」と言い出しました。みんなもそれに賛成し、広場に集まっておじいさんの話を聞くことにしました。おじいさんが話し始めると、子供たちは目を輝かせて聞き入っていました。しかし、おじいさんの話は、どれも現実にはあり得ないことでいっぱいでした。
子供たちは話を聞くうちに、次第に「これ、本当にあるのかな?」と疑問に思い始めました。おじいさんが話した内容を考えると、まるで夢の中の出来事のようで、現実には根拠がないことが多かったのです。そこで、ひとりの子供が言いました。「これは『荒唐無稽』だね!」と。みんなはその言葉を使って、おじいさんの話を楽しむことができました。
その日以来、子供たちの間では、おじいさんの話を「荒唐無稽な話」として受け入れることになりました。現実にないことでも、楽しくて素敵な想像の世界を楽しむことができると知ったのです。こうして、村の子供たちはおじいさんの話を通じて、現実と空想の面白さを学ぶことができました。