堅白同異(けんぱくどうい)

「堅白同異」の意味

こじつけの理屈。正しくないことを、正しいように言いくるめる議論。

「堅白同異」の使い方

「白い馬は馬ではない」といった理屈は、堅白同異の論と言われる。

小学生に理解できる「堅白同異」を使った物語

ある日の帰り道、こうへいは友だちのたいがと、帰り道の公園で遊んでいく約束をしました。ところが、こうへいは家に帰ると、すっかり約束をわすれて、テレビを見ていました。

次の日、たいがに「きのう、ずっと待ってたんだよ」と言われ、こうへいはあわてて言いわけをしました。「でもさ、『遊んでいく』って言っただけで、『公園で待ち合わせ』とは言ってないよね。だから約束をやぶったことにはならないよ」

たいがはむっとして、だまってしまいました。その様子を見ていた担任の先生が、こうへいを呼んで言いました。

「今のこうへいくんの話は、堅白同異のようだね。正しくないことを、正しいように言いくるめる議論、こじつけの理屈のことを言うんだよ」

こうへいは、はっとしました。理屈を並べても、たいがを待たせてしまったことは変わりません。かえって、たいがの気持ちを傷つけてしまったのです。

こうへいは、たいがに「わすれてた。ごめん」と素直に謝りました。たいがは「次は気をつけてね」と笑ってくれました。こうへいは、堅白同異のような言いわけをするより、まず自分のまちがいを認めるほうがずっと気持ちがいいと知りました。

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