犬馬之労(けんばのろう)

「犬馬之労」の意味

人のために力を尽くして働くこと。自分の働きをへりくだって言う言葉。

「犬馬之労」の使い方

おじは「会社のためなら犬馬之労をいといません」と言った。

小学生に理解できる「犬馬之労」を使った物語

あやの町内会では、毎年春に川の掃除をしています。今年は、あやの父が町内会長として、みんなをまとめることになりました。

父は何週間も前から、市役所に道具を借りる手続きをしたり、参加する人の名前をまとめたりしていました。当日も朝早くから川に行き、ごみ袋や軍手を配っていました。

掃除が終わると、川はすっかりきれいになりました。集まった人たちは、口々に「会長さん、ありがとうございました」とお礼を言いました。

父はマイクを持ってあいさつしました。「わたしは犬馬之労をとっただけです。みなさんが集まってくださったおかげで、川がきれいになりました」

帰り道、あやは聞きました。「けんばのろうって何?」父は少し照れて答えました。「人のために力を尽くして働くこと、という意味だよ。自分の働きをへりくだって言うときに使うんだ」

あやは、父がたくさん準備をしてきたのを知っていました。それなのに「犬馬之労をとっただけ」と言う父の姿を見て、あやは、がんばったことを自慢しない大人ってかっこいいなと思いました。

慣用句 学習用問題