昔々、ある小さな村に住む人々は、毎年恒例の大祭りを楽しみにしていました。しかし、今年の祭りの内容を決める会議では、みんなの意見がバラバラでまとまりませんでした。ある人は、村の名物である大きな花火を打ち上げることを提案し、別の人は、伝統的な踊りをもっと大切にするべきだと主張しました。村人たちはそれぞれ自分の意見を強く主張し、お互いに譲る気配がありません。
会議室は熱気に包まれ、村の長老が「さあ、みんなの意見を聞こう」と言ったものの、意見が飛び交うばかりで、誰も結論を出そうとはしませんでした。「花火がないと盛り上がらない!」と叫ぶ人がいれば、「いや、踊りがなければ本当の祭りじゃない!」と反論する人もいます。まるで、甲が論じると乙が反駁するような、まさに「甲論乙駁」の状態でした。
周りを見渡すと、村の子供たちもその様子に興味津々。彼らも自分たちの遊び方を決めるときに、似たようなことがよくあるのを知っていました。「遊びの内容を決めるとき、みんながそれぞれの意見を言い合って、全然決まらない」と、子供たちは思い出しました。確かに、遊び方を話し合っているときも、まさにこんな風に意見がぶつかり合うことが多いのです。
やがて会議は長引き、お昼の時間になってしまいました。村の長老は「みんな、少し休憩して考えをまとめよう」と提案しました。休憩の後、村人たちは少しずつ意見をまとめ始め、花火と踊りを両方取り入れるという新しいアイデアが出てきました。こうして、村人たちはお互いに歩み寄り、素晴らしい祭りを作ることができたのです。このように、意見が分かれてしまっても、少しずつ歩み寄ることで素晴らしい結論が生まれることがあるのです。