ある日、森の中に住む小さなウサギがいました。彼はいつも元気で活発な性格でしたが、実はちょっとした決断をするのが苦手でした。友達のリスから「一緒にお花を摘みに行こう!」と誘われたとき、ウサギは嬉しくなったものの、心の中に疑問が浮かびました。「本当に楽しいのかな?お花が咲いている場所は遠いかもしれないし、何か危険なことがあったらどうしよう…」
ウサギはその後も「行こうかな、でもやっぱりやめようかな」と、決めるのに時間がかかりました。彼は自分の頭の中であれこれ考えすぎて、結局、誘いを受けることができませんでした。その間に、友達は他のウサギたちと楽しい時間を過ごしていました。ウサギは自分が迷っている間に、楽しいチャンスを逃してしまったことを後悔しました。
このウサギのように、私たちも時々、何かを決めるのに迷ってしまうことがあります。「明日、友達と遊びたいけど、宿題が終わってないし…」と考えているうちに、遊びの計画が流れてしまうことがあります。このように、あれこれと考えすぎて行動できない状態を「狐疑逡巡」といいます。
だから、ウサギは次からは迷わずに行動することを決心しました。「友達が誘ってくれるのは嬉しいことだし、少しぐらいのリスクを取っても楽しい思い出ができるかもしれない!」と心に決めたのです。こうして、ウサギは狐のように疑ってぐずぐずするのではなく、思い切って行動することが大切だと学びました。