昔々、ある小さな村に住む子どもたちは、毎日楽しく遊んでいました。しかし、その村には一つだけ恐ろしいことがありました。それは、山の上から聞こえる不気味な音でした。雷のような轟音が響くと、村の子どもたちはおびえ、ひとりひとりが小さくなってしまいました。彼らはその音が何かを知らせているのではないかと心配していたのです。
ある日、子どもたちは友達の家に遊びに行くことにしました。しかし、山の方からまた恐ろしい音が聞こえてきました。「またあの音だ!」と、子どもたちは顔を見合わせました。彼らはおっかなびっくりで、遊びに行くのが怖くなってしまいました。「もし何かが起こったらどうしよう」と、心の中で不安が広がっていきました。
そのとき、村のおじいさんが子どもたちのところにやってきました。おじいさんは微笑みながら言いました。「恐れを感じることは自然なことだ。でも、それに負けないで自分の気持ちを大切にしなさい。」おじいさんの言葉に勇気をもらった子どもたちは、少しずつ恐れが和らいでいくのを感じました。「そうだ、私たちは一緒にいるから大丈夫だ!」と、みんなで手をつなぎました。
その後、子どもたちは山の音を恐れずに遊びに行くことにしました。もちろん、時々音が聞こえるとドキドキしてしまいますが、みんなでいるから安心できるということを学びました。このように、恐れや不安を感じることはあるけれど、それを乗り越える勇気を持つことが大切だと知ったのです。