二律背反(にりつはいはん)

「二律背反」の意味

二つの考えが、どちらも正しいのに、たがいにくい違っていること。

「二律背反」の使い方

早く寝たいけれど宿題も終わらせたいという二律背反に、毎晩なやんでいる。

小学生に理解できる「二律背反」を使った物語

六年生のクラスで、学級会の議題は「休み時間のボール遊びのルール」でした。最近、校庭でボールが当たってけがをする子が出ていたのです。

けんたは言いました。「みんなが安心して遊べるように、ボール遊びをする場所を決めたほうがいい」。たしかに、安全はとても大切です。

すると、ゆいが言いました。「でも、休み時間はみんなが自由に遊べる時間だよ。場所を決めると、自由に遊べなくなる」。それも、もっともな意見でした。

どちらの意見も正しいので、クラスは静かになってしまいました。担任の先生は、黒板に「安全」「自由」と書いてから言いました。「これは二律背反だね。二つの考えが、どちらも正しいのに、たがいにくい違っていることをいうんだ」。

先生は続けました。「二律背反のときは、どちらかを捨てるのではなく、両方をできるだけ大切にする方法を考えてみよう」。みんなで話し合った結果、曜日ごとにボール遊びの場所を変え、ほかの場所では自由に遊べるようにすることになりました。

けんたもゆいも、うなずいていました。どちらも正しい意見だったからこそ、よく話し合えたのだと、クラスのみんなは感じたのでした。

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