昔々、ある小さな村に「決断の木」と呼ばれる不思議な木がありました。この木の下で願いごとをすることで、夢を叶えてくれると言われていました。村の人々はその木の前に集まり、毎回自分の願いを考えるのですが、いつも悩んで結局何もしないままでした。彼らは「これをお願いしたらいいかな?それともあれがいいかな?」と迷っているうちに、時間が過ぎていきました。
そんな村の中で、特に目立つのがトモくんでした。トモくんは毎回、友達と一緒にこの木の前に立つのですが、いつも迷いがち。友達は「トモ、何を願うの?」と聞いても、トモは「うーん、まだ決めてない」と答えるばかり。トモくんは心のどこかで「何かをお願いしたい」と思っているのに、決断する勇気が出せません。
おじいさんがその様子を見て、「トモくん、願いごとは思い切って言わなければ叶わないよ」と教えてくれました。その言葉を聞いて、トモくんは「やっぱり、思い切ってやってみよう!」と思い、次の週に再び木の前に立ちました。しかし、今度もまた「これがいいか、あれがいいか」と迷っているうちに、結局また何も言えずに帰ってしまいました。
その姿を見て、みんなは「トモくんは薄志弱行だな」と話していました。彼の気持ちは強いはずなのに、いつも行動に移せないのです。村の人々は、トモくんに勇気を与えようと、彼を励ましました。すると、ある日、トモくんはついに「僕はサッカーが上手になりたいです!」と願いを言い、木の下で自分の気持ちをしっかりと伝えました。これからは、トモくんも少しずつ行動を起こし、夢を叶えるために頑張ることを決意したのでした。