昔々、ある小さな村に、村人たちから「いやいや男」と呼ばれる男が住んでいました。彼はいつも何事にも気が進まず、頼まれごとがあると「うーん、それはちょっと…」とためらうのです。村人たちはそんな彼を見て、どうしてそんなに嫌がるのか不思議に思っていました。
ある日、村の広場でお祭りを開くことになり、村人たちは「いやいや男」にも手伝ってもらおうと声をかけました。しかし、彼は「お祭りの準備なんて、面倒くさいな…」とため息をつきました。それでも、村人たちが「みんなでやれば楽しいよ!」と優しく誘うと、彼はしぶしぶ承知しました。
お祭りの準備をしているうちに、いやいや男は少しずつ楽しさを感じ始めました。みんなで歌ったり踊ったりしながら、笑顔が増えていくのを見て、彼も心が温かくなっていったのです。「やっぱり、みんなでやるのはいいな」と思い始めました。
お祭りの日、村全体が明るい笑い声に包まれました。いやいや男も自分の役割を果たし、楽しむことができました。彼は「不承不承でも、やってみると楽しいこともあるんだな」と気づいたのです。それからは、彼も少しずつ頼まれごとを受け入れるようになりました。