昔々、ある小さな村がありました。この村は毎年、夏になると大雨が降り、村の人々は大変な思いをしていました。しかし、村の長老たちはその大雨に対して何も対策を考えず、ただ手をこまねいて雨を見ているだけでした。村人たちは、いつも同じことが繰り返されるのを見て、次第に不安を感じるようになりました。
ある日、村の子供たちが集まって、どうしたらこの大雨から村を守れるかを話し合いました。「木を植えたり、堤防を作ったりすれば、きっと水が溢れないよ!」という素晴らしいアイデアが出ました。しかし、長老たちはそれを聞いても何も行動せず、ただ黙っているばかりでした。子供たちは「大人たちが何もしないのは無為無策だ!」と声を上げました。
すると、ある時、ついに大雨が降り始めました。村人たちは恐れおののきました。しかし、長老たちは依然として何も対策を取らず、ただ見ているだけ。子供たちはその様子を見て、「私たちが考えたアイデアを実行していれば、今頃は安心して過ごせたのに」と悔しさを感じました。無策のままでは、どんなに良い考えも実現しないのだと、子供たちは痛感しました。
その後、村の人々は「無為無策」という言葉を心に刻み、次の年からは子供たちのアイデアを取り入れて、しっかりと対策を講じるようになりました。大雨が降っても村は無事でした。村の人々は、行動することの大切さを学び、次第に村は活気に満ちた場所になりました。それ以来、村では「無為無策」ではなく、みんなで協力して問題を解決することが大切だという教訓が語り継がれるようになったのです。