昔々、ある小さな村に二人の兄弟が住んでいました。兄はいつも村の長老の言うことを素直に聞いていましたが、弟は長老の意見に従うふりをしながら、心の中では反発していました。ある日、長老が村の行事について意見を述べると、兄は「はい、そうですね」と頷きました。しかし、弟は心の中で「なんでそんなことをするんだろう」と思っていました。
弟は友達と一緒に遊ぶときにも、同じような態度をとっていました。友達が「この遊びは楽しいよ」と言うと、弟は笑顔で「そうだね!」と言っていました。しかし、実は心の中では「つまらない」と思っていました。こんな風に、弟はいつも周りの人に合わせるように見えて、内心では反抗していたのです。
ある日、村で大きな祭りが開かれました。長老は祭りの準備を進めるため、村人たちに協力を求めました。兄は真っ先に手を上げて「お手伝いします!」と言いましたが、弟は心の中で「また長老の言うことを聞かされるのか」とため息をついていました。祭りの準備が進む中、弟は周りの人たちが兄のように従っているのを見て、ますますイライラしていきました。
結局、祭りが終わるころ、弟は自分の気持ちを整理することにしました。外見だけ従っていても、本当の気持ちは変わらないということに気づいたのです。彼は兄に、「これからは、もっと素直に自分の気持ちを言ってみるよ」と言いました。兄は驚きつつも、弟の決意を応援することにしました。このように、弟は「面従腹背」の態度から脱却し、心からの思いを大切にすることを学びました。