昔々、美しい森の中にきじという鳥が住んでいました。きじはその美しい羽と、心地よい声で知られていました。毎日、きじは森の中で元気よく鳴いていましたが、ある日、不思議なことに気づきました。自分が鳴くたびに、森の奥から人の気配が近づいてくるのです。
その人は猟師でした。猟師はきじの声を聞くと、すぐにその方向に向かって走ってきたのです。きじは最初は楽しい気持ちで鳴いていましたが、だんだんとそのことが怖くなりました。きじが鳴くたびに、自分が危険にさらされることを知り、次第に鳴くのをやめてしまいました。
ある日、きじは他の動物たちと出会いました。彼らはきじに、鳴かない方が良い理由を教えてくれました。「余計なことを言わなければ、危険に遭うことはないよ」と言うのです。きじはその言葉を心に留め、森の中で静かに過ごすことを決めました。
その後、きじは静かにしていることで、猟師に見つかることがなくなりました。彼は自分の声を大切にしながら、静かに生きることの大切さを学びました。この話から、私たちも「鳴かずば撃たれまい」という教訓を得ることができるのです。