昔々、ある村にトモという少年がいました。トモはいつも友達と遊ぶことを楽しみにしていましたが、時々、遊びたくないときに「今日は行けないよ」と言っていました。それは本当は遊びたい気持ちがあったのに、少し面倒くさく感じていたからです。しかし、ある時、彼が本当に遊びたくないと思ったら、それが現実になってしまったのです。
ある日、トモは友達と大きな公園で遊ぶ約束をしました。でも、朝起きたとき、彼は「今日は行きたくない」と言ってしまいました。彼の心の奥では、遊びたい気持ちがあったのに、口から出た言葉は「行きたくない」でした。不思議なことに、トモはその言葉を発した瞬間から、本当に遊ぶ気が失せてしまったのです。
公園に行く時間が近づくにつれて、トモはどんどん気持ちが沈んでいきました。友達が遊ぶ楽しさを想像しても、彼の心の中には「行きたくない」という思いが広がり、楽しい気持ちが消えてしまったのです。そして、結局、友達は公園で楽しく遊んでいるのに、トモは家でぼんやりしていることになってしまいました。
その出来事から、トモは「うそから出たまこと」の意味を学びました。たとえ冗談や軽い気持ちで言ったことでも、現実に影響を与えることがあるということを知ったのです。それ以来、トモは言葉を大切にしようと思い、遊びたくないときは正直に理由を伝えるようにしました。こうして、彼は少しずつ自分の気持ちを大切にすることを学んでいったのです。