故事成語辞典
苦しいことも、過ぎてしまえばすぐに忘れてしまうということ。
虫歯の治療であんなに痛がったのに、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、弟はまた歯みがきをさぼっている。
冬休みのある日、ケンタは、家族と山へスキーに出かけました。ところが、朝ごはんをしっかり食べずに出かけたので、すべり始めてすぐに、おなかがすいて力が出なくなってしまいました。ケンタはふらふらになりながら、ロッジまでもどりました。お母さんは「出かける前は、ちゃんと朝ごはんを食べないとだめよ」と言いました。ケンタは「もう二度と朝ごはんをぬかないよ」と約束しました。ところが、一週間後、ケンタは友だちとサッカーの試合に行く朝、ねぼうして、また朝ごはんを食べずに家を出てしまいました。試合の後半、ケンタはまた力が出なくなり、走れなくなってしまいました。家に帰ってその話をすると、お母さんはため息をついて言いました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる、ね。スキーのとき、あんなに大変だったのに」ケンタは、はずかしくなりました。苦しかったことを、たった一週間で忘れていたのです。その夜、ケンタは、目覚まし時計を十五分早く合わせました。それからケンタは、どんなにいそがしい朝でも、朝ごはんを食べてから出かけるようにしました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる、にならないように」と、ケンタは冷蔵庫に紙をはっておきました。
冬休みのある日、ケンタは、家族と山へスキーに出かけました。ところが、朝ごはんをしっかり食べずに出かけたので、すべり始めてすぐに、おなかがすいて力が出なくなってしまいました。
ケンタはふらふらになりながら、ロッジまでもどりました。お母さんは「出かける前は、ちゃんと朝ごはんを食べないとだめよ」と言いました。ケンタは「もう二度と朝ごはんをぬかないよ」と約束しました。
ところが、一週間後、ケンタは友だちとサッカーの試合に行く朝、ねぼうして、また朝ごはんを食べずに家を出てしまいました。
試合の後半、ケンタはまた力が出なくなり、走れなくなってしまいました。家に帰ってその話をすると、お母さんはため息をついて言いました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる、ね。スキーのとき、あんなに大変だったのに」
ケンタは、はずかしくなりました。苦しかったことを、たった一週間で忘れていたのです。その夜、ケンタは、目覚まし時計を十五分早く合わせました。
それからケンタは、どんなにいそがしい朝でも、朝ごはんを食べてから出かけるようにしました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる、にならないように」と、ケンタは冷蔵庫に紙をはっておきました。
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