一寸の虫にも五分の魂
(いっすんのむしにもごぶのたましい)

「一寸の虫にも五分の魂」の意味

小さく弱い者にも、それなりの意地や考えがあるので、ばかにしてはいけないということ。

「一寸の虫にも五分の魂」の使い方

一寸の虫にも五分の魂というし、一年生の意見もきちんと聞こう。

小学生に理解できる「一寸の虫にも五分の魂」を使った物語

クラスで劇をすることになり、役を決める話し合いがありました。いちばん小柄で声も小さいハルカは、だれにも意見を聞かれないまま、木の役に決まりかけていました。

そのとき、ハルカが小さな声で手をあげました。「わたし、ナレーターをやってみたいです」

何人かが「声が小さいから無理じゃない?」と言いました。ハルカは顔を赤くしましたが、手を下ろしませんでした。

先生は言いました。「一寸の虫にも五分の魂、という言葉があります。小さくて弱そうに見える人にも、ちゃんと意地や考えがある。だから軽く見てはいけない、という意味です。ハルカさんにやってもらいましょう」

その日から、ハルカは毎朝、家の近くの公園で発声練習をしました。おなかから声を出すこつを、音楽の先生にも教わりました。

劇の本番、ハルカの声は体育館のいちばん後ろまで届きました。拍手が終わると、前に「無理」と言った子が「すごかったね」と声をかけてきました。

ハルカはにっこり笑いました。一寸の虫にも五分の魂。小さくても、やりたい気持ちは大きいのだと、クラスのみんなが知った日でした。

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