故事成語辞典
自分より地位や実力が上で、何かとじゃまになる、目ざわりな人のこと。
友達と遊んでいるときに、いつも自分より優秀な子がいて、「あの子は、ぼくにとって目の上のたんこぶだよ。」と思った。
ケンタは、水泳クラブでいちばん速く泳げる選手になりたいと思っていました。けれど、一つ上の学年に、いつも一位をとるハヤテ先輩がいました。大会のたびに、ケンタはハヤテ先輩の後ろでゴールしました。リレーの順番も、いちばん速い人が泳ぐ最後はいつも先輩です。ある日、ケンタは家でお兄さんにこぼしました。「ハヤテ先輩がいるかぎり、ぼくは一位になれないよ」お兄さんは言いました。「そういう人のことを、目の上のたんこぶって言うんだよ。自分より上にいて、何かとじゃまに感じる人のことさ。でも、それは先輩が悪いわけじゃないよね」ケンタははっとしました。先輩はいつも、だれよりも早くプールに来て練習していたのです。次の日から、ケンタは先輩の泳ぎ方をよく見て、まねをするようにしました。思い切って質問すると、先輩はターンのこつをていねいに教えてくれました。数か月後の大会で、ケンタは先輩とほとんど同時にゴールしました。目の上のたんこぶだと思っていた先輩は、いつのまにかケンタの目標になっていたのです。
ケンタは、水泳クラブでいちばん速く泳げる選手になりたいと思っていました。けれど、一つ上の学年に、いつも一位をとるハヤテ先輩がいました。
大会のたびに、ケンタはハヤテ先輩の後ろでゴールしました。リレーの順番も、いちばん速い人が泳ぐ最後はいつも先輩です。
ある日、ケンタは家でお兄さんにこぼしました。「ハヤテ先輩がいるかぎり、ぼくは一位になれないよ」
お兄さんは言いました。「そういう人のことを、目の上のたんこぶって言うんだよ。自分より上にいて、何かとじゃまに感じる人のことさ。でも、それは先輩が悪いわけじゃないよね」
ケンタははっとしました。先輩はいつも、だれよりも早くプールに来て練習していたのです。
次の日から、ケンタは先輩の泳ぎ方をよく見て、まねをするようにしました。思い切って質問すると、先輩はターンのこつをていねいに教えてくれました。
数か月後の大会で、ケンタは先輩とほとんど同時にゴールしました。目の上のたんこぶだと思っていた先輩は、いつのまにかケンタの目標になっていたのです。
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