故事成語辞典
道で袖がふれ合うようなちょっとした出会いも、前世からの深い縁によるものだということ。
旅行先でたまたま隣の席になった子と仲よくなり、今も手紙をやりとりしている。袖振り合うも多生の縁だ。
夏休み、カナは家族と遠くの町へ旅行に出かけました。帰りの新幹線で、カナはとなりの席のおばあさんと、窓の外の景色の話をしました。おばあさんは、カナと同じ町に住んでいて、駅前で小さなお花屋さんをしていると教えてくれました。二人は降りるまで、好きな花の話をして楽しく過ごしました。夏休みが明けて、カナは学校で「地域のお店を調べる」という宿題を出されました。どのお店にしようか迷っていたとき、ふとあのおばあさんのことを思い出しました。駅前のお花屋さんに行ってみると、あのおばあさんが店先で花に水をやっていました。「あら、新幹線のお嬢さん!」おばあさんは、カナのことを覚えていてくれたのです。おばあさんは、花の仕入れや手入れのしかたをていねいに教えてくれました。カナの発表は、クラスでいちばんくわしいとほめられました。お礼に行くと、おばあさんは言いました。「袖振り合うも多生の縁、というけれど、本当ね。ちょっと話しただけの出会いにも、深い縁があるのかもしれないわ」カナは、ほんの少しの出会いでも大切にしようと思いました。それから、カナは時々お花屋さんに寄って、季節の花を見せてもらっています。
夏休み、カナは家族と遠くの町へ旅行に出かけました。帰りの新幹線で、カナはとなりの席のおばあさんと、窓の外の景色の話をしました。
おばあさんは、カナと同じ町に住んでいて、駅前で小さなお花屋さんをしていると教えてくれました。二人は降りるまで、好きな花の話をして楽しく過ごしました。
夏休みが明けて、カナは学校で「地域のお店を調べる」という宿題を出されました。どのお店にしようか迷っていたとき、ふとあのおばあさんのことを思い出しました。
駅前のお花屋さんに行ってみると、あのおばあさんが店先で花に水をやっていました。「あら、新幹線のお嬢さん!」おばあさんは、カナのことを覚えていてくれたのです。
おばあさんは、花の仕入れや手入れのしかたをていねいに教えてくれました。カナの発表は、クラスでいちばんくわしいとほめられました。
お礼に行くと、おばあさんは言いました。「袖振り合うも多生の縁、というけれど、本当ね。ちょっと話しただけの出会いにも、深い縁があるのかもしれないわ」
カナは、ほんの少しの出会いでも大切にしようと思いました。それから、カナは時々お花屋さんに寄って、季節の花を見せてもらっています。
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