魚心あれば水心
(うおごころあればみずごころ)

「魚心あれば水心」の意味

相手が好意を示せば、こちらも好意をもって応じるものだということ。

「魚心あれば水心」の使い方

魚心あれば水心で、こちらから笑顔であいさつしたら、隣の席の子もすぐ打ち解けてくれた。

小学生に理解できる「魚心あれば水心」を使った物語

新しいクラスになって、マコトはとなりの席のアヤカとあまり話したことがありませんでした。アヤカはおとなしく、いつも一人で本を読んでいました。

ある日、アヤカが消しゴムを忘れて困っていました。マコトは自分の消しゴムを半分に切って、「これ、使っていいよ」と差し出しました。アヤカはびっくりした顔をして、小さな声で「ありがとう」と言いました。

次の週、マコトが体育の時間に転んでひざをすりむくと、アヤカがすぐに保健室までついてきてくれました。さらに、マコトが休んだ日には、授業のノートをきれいに写して届けてくれたのです。

マコトがお礼を言うと、アヤカは笑って言いました。「最初に消しゴムを貸してくれたでしょう。あれがすごくうれしかったの」

家でその話をすると、おばあちゃんが言いました。「魚心あれば水心、だね。こちらが好意を見せれば、相手も好意で返してくれるものなんだよ」

マコトはなるほどと思いました。自分から一歩近づいたことで、アヤカも心を開いてくれたのです。

それから二人は、好きな本を教え合う仲になりました。魚心あれば水心。マコトは、ほかの友だちにも自分から親切にしてみようと思いました。

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