藪から棒
(やぶからぼう)

「藪から棒」の意味

だしぬけに物事を言ったりしたりする様子。

「藪から棒」の使い方

弟が藪から棒に「お兄ちゃん、ゲーム貸して」と言ってきた。

小学生に理解できる「藪から棒」を使った物語

夕ごはんを食べていると、お父さんが急に箸を置いて言いました。「来月、みんなで北海道へ引っ越すことになった」

ユイは思わず箸を落としそうになりました。お母さんも弟も、口をぽかんと開けています。「えっ、何それ。藪から棒にそんなこと言われても」とユイは言いました。

お父さんは「ごめん、ごめん。急に言いすぎたね」とあやまり、順番に説明を始めました。会社の仕事で、北海道の新しいお店を任されることになったこと。前から少しずつ話は出ていたけれど、今日はっきり決まったこと。

ユイは、仲のいい友だちと離れるのがさびしくて、その夜はなかなか眠れませんでした。

次の日、ユイが友だちのサキに話すと、サキは言いました。「藪から棒すぎてびっくりだね。でも、手紙を書くよ。夏休みには遊びに行くね」

その言葉に、ユイは少し元気が出ました。家に帰ると、お父さんが北海道の写真を見せてくれました。広い牧場や、雪の積もった町の写真に、ユイは少しずつわくわくしてきました。

「次から大事なことは、藪から棒じゃなくて、少しずつ話してね」とユイが言うと、お父さんは笑って「約束するよ」と答えました。

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