灯台下暗し
(とうだいもとくらし)

「灯台下暗し」の意味

身近なことは、かえって気づきにくいこと。

「灯台下暗し」の使い方

家じゅう探したメガネが、自分の頭の上にあった。灯台下暗しだ。

小学生に理解できる「灯台下暗し」を使った物語

「お母さん、ぼくのリコーダー知らない?」朝、タイチは家じゅうをさがし回っていました。今日は音楽のテストがあるのです。

机の引き出し、ランドセルの中、ソファのすき間。どこをさがしても見つかりません。タイチはだんだんあせってきました。

お母さんは台所から顔を出して言いました。「昨日の夜、どこで練習してたっけ?」

タイチは思い出しました。昨日は自分の部屋で練習して、そのあと……。ふと、背中のランドセルの横を見ると、リコーダーの袋が、ちゃんとフックにぶら下がっていたのです。

「あった!ずっと背負ってたのに、気づかなかった」とタイチは笑いました。

お母さんも笑って言いました。「灯台下暗し、だね。灯台というのは、昔の部屋の明かりをのせる台のこと。明かりの真下はかえって暗いように、身近なことほど気づきにくいという意味なんだよ」

タイチはなるほどと思いました。遠くばかりさがして、いちばん近くを見ていなかったのです。

その日の音楽のテストは、うまく吹くことができました。それからタイチは、何かをなくしたら、まず自分のまわりから見るようにしています。灯台下暗しを、もうくり返さないためです。

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