月とすっぽん
(つきとすっぽん)

「月とすっぽん」の意味

二つのものの違いが大きすぎて、比べものにならないこと。

「月とすっぽん」の使い方

プロの選手のシュートとぼくのシュートでは、月とすっぽんだ。

小学生に理解できる「月とすっぽん」を使った物語

ナツキは、町の書道教室に通い始めたばかりです。初めての授業で、先生がお手本の字を書いてくれました。筆がすうっと動き、力強くて美しい「春」の字が紙の上に現れました。

ナツキも同じように書いてみました。けれど、線はふるえ、墨はにじみ、字のバランスもばらばらです。先生の字とならべてみると、その差にため息が出ました。

家に帰って、ナツキはお姉さんに二枚の字を見せました。「先生の字とぼくの字、月とすっぽんだよ」

お姉さんは、二つのものの違いが大きすぎて比べものにならないことを、月とすっぽんと言うのだとうなずきました。「でもね、先生だって最初から上手だったわけじゃないと思うよ」

次の週、ナツキは先生に聞いてみました。「先生も、初めは下手でしたか?」

先生は笑って、古い半紙を見せてくれました。それは先生が子どものころに書いた字で、ナツキの字と同じくらいふるえていました。「毎日少しずつ書いて、ここまで来たんだよ」

ナツキは元気が出ました。今は月とすっぽんでも、続けていけば差は少しずつ縮まっていくはずです。ナツキはその日から、毎日一枚ずつ字を書く練習を始めました。

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