豚に真珠
(ぶたにしんじゅ)

「豚に真珠」の意味

価値のわからない者に値打ちのあるものを与えても、何の役にも立たないこと。

「豚に真珠」の使い方

料理をしないぼくに高級な包丁をくれても、豚に真珠だ。

小学生に理解できる「豚に真珠」を使った物語

ショウのお父さんは、古いカメラを集めるのが趣味です。ある日、お父さんはとても大切にしていた一台を、ショウにゆずってくれました。「これは、もう売っていない貴重なカメラなんだよ」

けれどショウは、カメラにあまり興味がありませんでした。写真ならスマートフォンでとれるし、フィルムを入れるのもめんどうです。カメラは、しばらく机の上でほこりをかぶっていました。

ある日、そのカメラを見たショウの友だちのカイが、目を丸くしました。「これ、写真部の先生がずっとさがしているカメラだよ!」

ショウはびっくりしました。カイといっしょに写真部の先生に見せに行くと、先生は「こんなにいい状態のものは、なかなかないよ」と、ていねいにレンズをみがいてくれました。

家に帰る道で、ショウは国語の時間に習った言葉を思い出しました。豚に真珠。値打ちのわからない者に、値打ちのあるものをあげても、何の役にも立たないという意味です。

「ぼくがしていたのは、豚に真珠だったんだ」。ショウははずかしくなり、家に着くとお父さんに言いました。「今まで置きっぱなしでごめんなさい。使い方を教えてくれる?」

次の週末、ショウはお父さんに教わりながら、初めてフィルムで写真をとりました。お父さんはうれしそうに、カメラの歴史や手入れのしかたを話してくれました。

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