猫に小判
(ねこにこばん)

「猫に小判」の意味

値打ちのわからない者に価値あるものを与えても、何の役にも立たないこと。

「猫に小判」の使い方

将棋を知らないぼくが立派な将棋盤をもらっても、猫に小判だ。

小学生に理解できる「猫に小判」を使った物語

ユウカのおばあちゃんは、着物を仕立てる仕事をしていました。ある日、おばあちゃんは、長年使ってきたよく切れる裁ちばさみを、ユウカにくれました。

けれど、ユウカは小学二年生。はさみで切るのは、折り紙や画用紙くらいです。重たい裁ちばさみは使いにくく、結局いつもの小さなはさみばかり使っていました。

ある日、ユウカは国語の時間に「猫に小判」という言葉を習いました。値打ちのわからない者に、値打ちのあるものをあげても、何の役にも立たないという意味です。

ユウカは、引き出しにしまったままの裁ちばさみを思い出しました。「わたし、猫に小判にしちゃってるかも」。そのはさみがどれだけいいものなのか、自分はよく知らなかったのです。

次の日、ユウカはおばあちゃんの家に行き、はさみのことを聞きました。おばあちゃんは、布をまっすぐ切るためのはさみで、何十年も手入れをして使ってきたのだと話してくれました。

ユウカはその日から、おばあちゃんに教わりながら、はぎれで小さなお手玉を作り始めました。もう猫に小判にはしない。ユウカは、少しずつはさみの使い方を覚えていこうと思いました。

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