糠に釘
(ぬかにくぎ)

「糠に釘」の意味

いくら意見をしても、手ごたえや効き目がまったくないこと。

「糠に釘」の使い方

弟に何度注意しても、糠に釘でまったく聞いてくれない。

小学生に理解できる「糠に釘」を使った物語

カズヤの弟のリンは、毎朝なかなか起きません。カズヤは何度も「早く起きないと遅刻するよ」と声をかけますが、リンはふとんの中で「うーん」と言うだけです。

ある朝、カズヤは大きな声で言いました。「今日は朝ごはん、リンの好きなパンケーキだよ!」それでもリンは起きません。カズヤは「これじゃ糠に釘だ」とため息をつきました。

お母さんが聞きました。「糠に釘って、知ってる?」カズヤは、お母さんから聞いた話を思い出しました。糠は、お米をみがくときに出るやわらかい粉のこと。そこに釘を打っても、手ごたえがなくて効き目がないように、いくら言っても通じないことを言うのです。

カズヤは考えました。言い方を変えても、言うだけではリンには届かないようです。

次の日の夜、カズヤはリンといっしょに目覚まし時計を選びました。リンが気に入った、鳥の声で鳴る時計です。そして、「明日、自分で起きられたらハイタッチしよう」と約束しました。

次の朝、鳥の声が鳴ると、リンはぱっと目を開けました。「起きられた!」二人は笑ってハイタッチをしました。

カズヤは思いました。糠に釘だと感じたときは、言い方ではなく、やり方そのものを変えてみるといいのかもしれません。

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