月夜に提灯
(つきよにちょうちん)

「月夜に提灯」の意味

必要のないこと、むだなことのたとえ。

「月夜に提灯」の使い方

外が明るいのに部屋の電気をつけっぱなしにするのは、月夜に提灯だ。

小学生に理解できる「月夜に提灯」を使った物語

夏休みの最後の日、ヒロトの家族は、近所の河川敷であるお祭りに出かけることになりました。

ヒロトは、出かける前に、こっそり懐中電灯をかばんに入れました。「帰りは暗くなるから、これがあれば安心だ」と思ったのです。

ところが、河川敷に着くと、たくさんのちょうちんや屋台の明かりが、昼間のようにあたりを照らしていました。帰り道も、道ぞいにずらりと街灯が並び、足もとまでよく見えます。

ヒロトはかばんの中の懐中電灯を、一度も使いませんでした。家に帰ってからそのことを話すと、お父さんが笑って言いました。「それは月夜に提灯だったね。明るい月夜に提灯はいらない。必要のないこと、むだなことのたとえだよ」

ヒロトは少し照れました。「でも、もし暗かったら役に立ったよ」

お父さんはうなずきました。「準備するのはいいことだよ。ただ、行く前に、どんな場所なのか調べておくと、むだな荷物を減らせるね」

次の週、ヒロトは家族と山のキャンプ場に行きました。前もって調べると、夜は明かりが少ないと書いてありました。今度の懐中電灯は、月夜に提灯ではありませんでした。夜のトイレに行くとき、とても役に立ったのです。

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