禍を転じて福となす
(わざわいをてんじてふくとなす)

「禍を転じて福となす」の意味

災難をうまく利用して、かえってよい結果になるようにすること。

「禍を転じて福となす」の使い方

けがで試合に出られない間に作戦を研究し、禍を転じて福となして、チームの役に立てた。

小学生に理解できる「禍を転じて福となす」を使った物語

運動会の三日前、リレーの選手のアキラは、練習中に転んで足首をひねってしまいました。お医者さんには「一週間は走らないように」と言われました。

アキラは悔しくて、家で泣きました。チームのみんなに迷惑をかけてしまうと思ったのです。

次の日、担任の先生がアキラに頼みました。「走れないなら、放送係をやってみない? 運動会の実況をしてほしいんだ」

アキラは最初は乗り気ではありませんでした。でも、何もしないよりはいいと思い、引き受けることにしました。そして、選手一人一人の名前や、練習でがんばっていたことを調べて、メモにまとめました。

運動会の日、アキラの実況は大うけでした。「三組の山田さん、毎朝練習していた成果を見せるか!」と声をはり上げると、見ている家族からも大きな拍手がわきました。

運動会のあと、校長先生がアキラに言いました。「けがをして走れなかったのに、すばらしい実況だったね。禍を転じて福となす、とはこのことだ」

アキラはうれしくなりました。その日から、アキラは放送委員会に入り、昼の放送も担当するようになりました。禍を転じて福となす。けがをしたことが、新しい楽しみを見つけるきっかけになったのです。

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