無理が通れば道理引っこむ
(むりがとおればどうりひっこむ)

「無理が通れば道理引っこむ」の意味

道理に合わないことが通る世の中では、正しいことが行われなくなること。

「無理が通れば道理引っこむ」の使い方

声の大きい子の言い分ばかり通って、正しい意見が無視された。無理が通れば道理引っこむだ。

小学生に理解できる「無理が通れば道理引っこむ」を使った物語

昼休み、校庭のいちばんいい場所は、六年生のグループがいつも使っていました。ほかの学年の子が先に遊んでいても、「ここはぼくたちの場所だ」と言って、どかしてしまうのです。

本当は、校庭はみんなのもので、先に来た人が使っていいことになっています。でも、六年生は体も大きく声も大きいので、下級生は何も言えませんでした。

四年生のミクは、家でお母さんにそのことを話しました。お母さんは言いました。「無理が通れば道理引っこむ、という言葉があるよ。筋の通らないことがまかり通ると、正しいことが行われなくなってしまうという意味なの」

ミクはうなずきました。今の校庭は、その言葉のとおりだと思ったのです。

次の日、ミクは学級会で校庭の使い方を話し合うことを提案しました。クラスで話し合った意見は、児童会に届けられました。

児童会は、学年ごとに使う場所の曜日を決めることにしました。六年生の代表も話し合いに参加し、「下級生に悪いことをしていた」と言ってくれました。

それから、校庭はみんなが気持ちよく使える場所になりました。無理が通れば道理引っこむ。でも、声をあげれば、道理を取りもどすこともできるのだとミクは知りました。

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