後生大事(ごしょうだいじ)

「後生大事」の意味

ある物を、とても大切にすること。

「後生大事」の使い方

祖母は、若いころにもらった手紙を後生大事にしまっている。

小学生に理解できる「後生大事」を使った物語

ヒナのおじいちゃんは、古い腕時計を後生大事にしています。おじいちゃんが二十歳のとき、初めての給料で買ったものだそうです。

時計のガラスには小さな傷がついていて、ベルトも何度も取りかえています。それでもおじいちゃんは、毎朝ていねいに時計をふいてから、腕にはめていました。

ある日、ヒナは聞きました。「おじいちゃん、新しい時計を買えばいいのに。どうしてその時計を大事にしているの?」

おじいちゃんは笑って、時計を見せてくれました。「この時計と、もう六十年もいっしょにいるんだよ。仕事でうれしかった日も、つらかった日も、ずっと腕にあったんだ」

お母さんが横から言いました。「後生大事って、こういうことね。ある物を、とても大切にすることよ」

次の週、時計が止まってしまいました。おじいちゃんはがっかりして、町の時計屋さんに持っていきました。時計屋さんは、古い部品をさがして、時間をかけて直してくれました。

時計がまたコチコチと動き出すと、おじいちゃんはうれしそうに目を細めました。ヒナは、自分にも後生大事にしたいものができるといいな、と思いました。そして、おばあちゃんにもらったお守りを、筆箱の中にそっとしまいました。

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