万事休す
(ばんじきゅうす)

「万事休す」の意味

すべての手段がつきて、もうどうにもならないこと。

「万事休す」の使い方

家の鍵を忘れたうえに、家族もみんな出かけている。万事休すだ。

小学生に理解できる「万事休す」を使った物語

夏休みの最後の日の夜、カイトは青ざめていました。夏休みの宿題の読書感想文が、まだ一文字も書けていなかったのです。

しかも、感想文を書くための本も、まだ読み終わっていませんでした。時計を見ると、もう夜の九時です。明日の朝には、学校に提出しなければなりません。

カイトは、本の最後のほうを急いで読もうとしましたが、なかなか頭に入りません。お父さんもお母さんも、今夜は親せきの家に出かけていて、手伝ってくれる人もいませんでした。

「もうだめだ。万事休すだ」とカイトはつぶやきました。すべての手段がつきて、もうどうにもならないことです。

そのとき、玄関のドアが開いて、お姉さんが帰ってきました。カイトの様子を見て、お姉さんは言いました。「あきらめるのは早いよ。今日は書けるところまで書いて、明日の朝、先生に正直に話してみたら?」

カイトは、残りのページを読み、書けるところまで感想文を書きました。そして次の日、先生に「最後まで書けませんでした」と正直に話しました。先生は、「明日までに仕上げてきてね」と言ってくれました。

その日の夜、カイトは感想文を仕上げました。万事休すだと思っても、正直に話せば道が開けることもあるのだと知りました。そして、冬休みの宿題は、最初の週に終わらせようと心に決めました。

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