暖簾に腕押し
(のれんにうでおし)

「暖簾に腕押し」の意味

いくら働きかけても、少しも手ごたえがないこと。

「暖簾に腕押し」の使い方

弟にいくら注意しても暖簾に腕押しで、まったく聞いていない。

小学生に理解できる「暖簾に腕押し」を使った物語

ケンタの弟のリクは、いつも部屋をちらかしています。おもちゃや本が床じゅうに広がって、足のふみ場もありません。

ケンタは、毎日リクに言いました。「リク、おもちゃを片づけなよ」「使ったら元の場所にもどそうね」

けれど、リクは「うん、あとでね」と言うだけで、まったく片づけようとしません。ケンタが少し強く言っても、リクはにこにこ笑って、また遊び始めてしまいます。

ケンタは、お母さんにこぼしました。「いくら言っても、ぜんぜん聞かないんだ」

お母さんは笑って言いました。「暖簾に腕押しだね。いくら働きかけても、少しも手ごたえがないことを、そう言うのよ。お店の入り口の暖簾を押しても、ふわっと動くだけで手ごたえがないでしょう」

そして、お母さんは続けました。「言い方を変えてみたら?たとえば、片づけを競争にしてみるとか」

次の日、ケンタはリクに言いました。「どっちが早くおもちゃを箱に入れられるか、競争しよう!よーい、どん!」すると、リクは目を輝かせて、すごい速さでおもちゃを箱に入れ始めました。

あっという間に、部屋はきれいになりました。暖簾に腕押しだと思っていたリクも、やり方を変えれば、ちゃんと動いてくれるのだと、ケンタは知りました。

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