坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の意味

その人をにくむと、その人に関係するものまで、すべてにくくなること。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の使い方

きらいな子が使っているのと同じ筆箱まで、きらいになってしまった。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いだ。

小学生に理解できる「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を使った物語

ミサキは、同じクラスのリョウタのことが苦手でした。四月に、ミサキの描いた絵を見て、リョウタが「変な絵」と言って笑ったからです。

それ以来、ミサキは、リョウタのすることが何でもいやに見えるようになりました。リョウタが好きなサッカーも、リョウタが使っている青い筆箱も、なんだか全部いやな感じがしました。

ある日、図書室で、ミサキはおもしろそうな本を見つけました。でも、それがリョウタのおすすめの本だと知ると、手に取るのをやめてしまいました。

家に帰ってその話をすると、お姉さんが笑って言いました。「それは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、だね。その人をにくむと、その人に関係するものまで、全部にくくなるってことだよ」

ミサキは、はっとしました。本は、リョウタとは関係なく、おもしろそうだと思ったはずです。サッカーも、青い筆箱も、本当は何も悪くありません。

次の日、ミサキは思い切って、あの本を借りてみました。読んでみると、とてもおもしろくて、一日で読み終えてしまいました。

放課後、リョウタがミサキに話しかけてきました。「その本、読んだの?おもしろいよね。それと、四月に絵のことで変なこと言ってごめん」。ミサキは少しおどろきながらも、「うん、おもしろかった」と答えました。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の気持ちが、すっと消えていきました。

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