生き馬の目を抜く
(いきうまのめをぬく)

「生き馬の目を抜く」の意味

生きている馬の目を抜き取るほど、すばやく人を出し抜いて利益を得る様子。油断できないことのたとえ。

「生き馬の目を抜く」の使い方

生き馬の目を抜くような都会では、少しの油断もできないと父が言っていた。

小学生に理解できる「生き馬の目を抜く」を使った物語

ユウキは、夏休みにおじさんの住む大きな町へ遊びに行きました。駅前には人があふれ、だれもが早足で歩いています。

おじさんは、町のショッピングセンターでお店を開いています。ある日、ユウキはおじさんのお店を手伝うことになりました。

お店の前では、ほかのお店の人たちが大きな声で呼びこみをしています。おじさんが新しいおかしを並べると、次の日には、となりのお店も同じようなおかしを、少し安い値段で並べていました。

「おじさん、まねされちゃったよ」とユウキが言うと、おじさんは苦笑いしました。「この町の商売は、生き馬の目を抜くようなところがあってね。少しでも油断すると、すぐに先をこされてしまうんだ」。

そこでおじさんは、ほかのお店にはない手作りのクッキーを売ることにしました。ユウキも、ねんどのような生地を型でぬく手伝いをしました。クッキーは評判になり、毎日売り切れるようになりました。

夏休みの終わり、ユウキはおじさんに言いました。「生き馬の目を抜く町でも、工夫すればちゃんとやっていけるんだね」。

おじさんは「そのとおり」と笑い、ユウキにクッキーを一ふくろおみやげにくれたのでした。

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