窮鼠猫を噛む
(きゅうそねこをかむ)

「窮鼠猫を噛む」の意味

追いつめられた弱い者が、必死になって強い者に反撃すること。

「窮鼠猫を噛む」の使い方

最下位のチームが、最後に優勝候補を追いつめた。窮鼠猫を噛むとはこのことだ。

小学生に理解できる「窮鼠猫を噛む」を使った物語

タイガの小学校の野球チームは、地区大会の決勝まで勝ち進みました。相手は、毎年優勝している強いチームです。

試合は、相手チームのペースで進みました。最終回の表が終わったとき、点差は三点。タイガたちの攻撃は、あと一回しか残っていません。

ベンチの空気は重くなりました。けれど、キャプテンのハルが言いました。「ここまで来たら、こわいものはないよ。思い切りいこう!」。

一番バッターがヒットで出ると、二番、三番も続きました。追いつめられたタイガたちは、ひっしにボールに食らいつきました。満塁になって、打席に立ったのはタイガです。

タイガがバットをふると、打球はぐんぐんのびて、外野の頭をこえていきました。走者が次々にホームにかえり、ついに逆転したのです。

試合のあと、相手チームの監督がタイガたちのところに来て言いました。「窮鼠猫を噛むというが、最後の攻撃には本当におどろかされたよ」。

タイガは、あきらめずに戦った仲間たちと顔を見合わせ、大きな声で笑いました。追いつめられたときこそ、力が出るのだと知った一日でした。

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