大事の前の小事
(だいじのまえのしょうじ)

「大事の前の小事」の意味

①大きなことをなしとげるためには、小さなことにかまっていられないこと。②大きなことの前には、小さなことにも油断してはいけないこと。

「大事の前の小事」の使い方

大事の前の小事というから、試合の前日こそ、けがをしないように気をつけよう。

小学生に理解できる「大事の前の小事」を使った物語

ミサキは、ピアノの発表会に向けて、何か月も練習を続けてきました。発表会は、いよいよ明日です。

前の晩、ミサキは曲を何度もひいて、最後の確認をしました。ひき終わってほっとしたミサキは、楽譜をかばんに入れようとしましたが、「明日の朝でいいや」とピアノの上に置いたまま、ねてしまいました。

次の朝、出かける直前になって、ミサキは楽譜がないことに気づきました。ピアノの上にあったはずの楽譜を、弟が自分の部屋に持っていってしまっていたのです。家じゅうをさがして、ようやく見つけたときには、出発の時間をすぎていました。

会場には、なんとか間に合いました。ほっとしているミサキに、ピアノの先生が言いました。「大事の前の小事というでしょう。大きな本番の前ほど、小さな準備も油断してはいけないのよ」。

ミサキは深くうなずきました。どんなに練習していても、楽譜がなければひけなかったかもしれないのです。

発表会では、練習どおりにひくことができ、たくさんの拍手をもらいました。

それからミサキは、大事な日の前の晩には、持ち物を必ずかばんに入れてからねるようにしたのでした。

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