爪に火をともす
(つめにひをともす)

「爪に火をともす」の意味

とてもけちであること。また、苦しい暮らしの中で、きりつめて倹約すること。

「爪に火をともす」の使い方

祖母は若いころ、爪に火をともすようにしてお金をためたそうだ。

小学生に理解できる「爪に火をともす」を使った物語

ユウタのおばあちゃんは、若いころ、とても貧しい暮らしをしていたそうです。ある日、ユウタはおばあちゃんの家で、古いノートを見つけました。中には、毎日使ったお金が細かく書いてありました。

「これは何?」とユウタが聞くと、おばあちゃんはなつかしそうに話してくれました。

「おばあちゃんが子どものころは、家にお金がほとんどなくてね。母は爪に火をともすような暮らしをして、わたしたちを育ててくれたのよ」

ご飯は少しの麦をまぜてかさを増やし、服は何度もつぎをあてて着ました。紙はうらまで使い、鉛筆は短くなっても、筆箱の中で大切にとっておいたそうです。

「でもね、母はいつも『いつか、おまえを学校に行かせてあげたい』と言っていたの。爪に火をともすようにためたお金で、わたしは高校に行けたのよ」

ユウタは、自分の筆箱の中の、まだ使えるのにすててしまおうとしていた鉛筆を思い出しました。

その日からユウタは、短くなった鉛筆に、キャップをつけて最後まで使うことにしました。おばあちゃんは「えらいね」と、目を細めて笑ったのでした。

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