手の裏を返す
(てのうらをかえす)

「手の裏を返す」の意味

それまでの態度や言葉を、急にがらりと変えること。

「手の裏を返す」の使い方

試合に勝ったとたん、文句を言っていた人たちが手の裏を返したようにほめ始めた。

小学生に理解できる「手の裏を返す」を使った物語

リコのクラスでは、学級委員を決める選挙がありました。リコの友だちのアヤも立候補しましたが、選ばれたのはユウトでした。

選挙の前、クラスの何人かは、「ユウトなんて、学級委員には向いてないよ」と話していました。ところが、ユウトが学級委員になったとたん、その子たちは「ユウトくん、すごいね」「これからよろしくね」と、急にユウトをほめ始めたのです。

リコは、その様子を見て、なんだかもやもやしました。家に帰ってお母さんに話すと、お母さんは言いました。「それは、手の裏を返すような態度ね。相手の立場が変わったとたんに、言うことをがらりと変えるのは、あまり気持ちのいいものじゃないわ」。

リコは、自分も同じようなことをしたことがないか、ふり返ってみました。そして、前に一度、強い人の意見に合わせて、急に言うことを変えてしまったことを思い出しました。

「わたしも、気をつけよう」。

次の日、リコはアヤに「選挙、残念だったね。でも、アヤの演説、すごくよかったよ」と声をかけました。アヤはうれしそうに笑いました。

リコは、相手の立場で手の裏を返すのではなく、いつも同じ気持ちで人と話したいと思ったのでした。

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