梃子でも動かぬ
(てこでもうごかぬ)

「梃子でも動かぬ」の意味

どんな手段を使っても動かない様子。また、考えや決心をかたく変えないこと。

「梃子でも動かぬ」の使い方

妹は一度言い出すと、梃子でも動かない。

小学生に理解できる「梃子でも動かぬ」を使った物語

コハルの弟のタクミは、五歳です。ある日、家族で公園へ遊びに行ったあと、帰る時間になりました。

「タクミ、そろそろ帰ろう」とお母さんが言っても、タクミはすべり台の下にしゃがみこんで、動こうとしません。「まだ遊ぶ!」。

お父さんがだっこしようとしても、手足をばたばたさせていやがります。お母さんが「おやつがあるよ」と言っても、首を横にふるばかりです。

「これは、梃子でも動かぬって感じだね」。お父さんが苦笑いしながら言いました。

コハルは考えました。タクミはすべり台が大好きです。そこで、タクミの横にしゃがんで言いました。「ねえ、家に帰ったら、ブロックですべり台を作ろうよ。タクミの好きな色で」。

すると、タクミはぱっと顔を上げました。「赤いすべり台がいい!」。そう言って、さっきまでのことがうそのように立ち上がったのです。

帰り道、お父さんが言いました。「梃子でも動かなかったタクミを動かすなんて、コハルはすごいな」。コハルは少し照れながら、タクミの手をにぎって歩いたのでした。

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