手の平を返す
(てのひらをかえす)

「手の平を返す」の意味

それまでの態度や考えを、急にがらりと変えること。

「手の平を返す」の使い方

ぼくが新しいゲームを買ったとたん、弟は手の平を返したように優しくなった。

小学生に理解できる「手の平を返す」を使った物語

ユウマのクラスに、転校生のレンがやってきました。レンは無口で、休み時間も一人で本を読んでいることが多い男の子でした。

クラスの何人かは、「レンって、ちょっと話しかけにくいね」と言っていました。ユウマも、どう話しかければいいのかわからずにいました。

ところが、運動会のリレーの練習で、レンがおどろくほど速く走ったのです。あっという間に前の人を追いぬいて、トップでバトンをわたしました。

すると、「話しかけにくい」と言っていた子たちが、手の平を返したように、レンのまわりに集まり始めました。「レンくん、すごいね!」「いっしょに遊ぼうよ!」。

レンは少しとまどっているようでした。ユウマは、その様子を見て考えました。足が速いとわかったとたんに態度を変えるのは、なんだかレンに悪い気がしたのです。

放課後、ユウマはレンのところへ行き、「何の本を読んでいるの?」と聞いてみました。レンはうれしそうに、好きな冒険の本の話をしてくれました。

ユウマは、足の速さで手の平を返すのではなく、レンの好きなことを知って、仲よくなりたいと思ったのでした。

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