敵もさるもの
(てきもさるもの)

「敵もさるもの」の意味

相手もなかなか手ごわく、あなどれないこと。

「敵もさるもの」の使い方

練習試合でとっておきの作戦を使ったが、敵もさるもので、すぐに対応されてしまった。

小学生に理解できる「敵もさるもの」を使った物語

カナトは、将棋クラブに入って一年になります。クラブの中では強いほうで、最近はほとんど負けたことがありませんでした。

ある日、新しく入ってきた三年生のミツキと対局することになりました。カナトは「年下だし、すぐに勝てるだろう」と思っていました。

ところが、対局が始まると、ミツキは落ち着いて、次々といい手を指してきます。カナトがせめようとすると、ミツキはそれを読んでいたかのように、しっかり守りを固めていました。

「敵もさるものだな」。カナトは心の中でつぶやき、本気で考え始めました。相手が手ごわいとわかって、背筋がのびる思いでした。

長い対局の末、カナトはなんとか勝つことができました。けれど、ほとんど引き分けのような、ぎりぎりの勝負でした。

対局のあと、カナトはミツキに「強いね。どうやって練習しているの?」と聞きました。ミツキは「毎日、おじいちゃんと指しているんです」と、はずかしそうに答えました。

敵もさるもの。年下でも、あなどってはいけないのだと、カナトは知りました。それから二人は、よきライバルとして、毎週対局するようになったのでした。

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