梨の礫
(なしのつぶて)

「梨の礫」の意味

便りを出しても、何の返事もないこと。

「梨の礫」の使い方

引っ越した友だちに手紙を出したが、梨の礫で返事がない。

小学生に理解できる「梨の礫」を使った物語

夏休みに、ミユは遠くに住むおばあちゃんに手紙を書きました。学校のことや、友だちと遊んだことを、便せん三枚にぎっしり書きました。

「おばあちゃん、きっと返事をくれるよね」。ミユは毎日、学校から帰るとすぐにポストをのぞきました。けれど、一週間たっても、二週間たっても、返事は来ません。

「おばあちゃんに出した手紙、梨の礫なんだ」。ミユがしょんぼりして言うと、お母さんが心配して、おばあちゃんに電話をかけてくれました。

すると、おばあちゃんは手紙をちゃんと受け取っていました。ただ、目が悪くなって、細かい字を書くのがむずかしくなっていたのです。

「返事を書こうと思っていたのに、ごめんね。ミユの手紙、何回も読んだのよ」。電話の向こうで、おばあちゃんはうれしそうに言いました。

次の手紙から、ミユは大きな字で書き、返事用のはがきに自分の住所を書いて入れておくことにしました。はがきには、丸をつけるだけで答えられる質問も書いておきました。

しばらくして、ポストにおばあちゃんからのはがきがとどきました。もう梨の礫ではありません。ミユは、大きな丸がたくさんついたはがきを、宝物にしたのでした。

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