憎まれっ子世にはばかる
(にくまれっこよにはばかる)

「憎まれっ子世にはばかる」の意味

人から憎まれるような者が、かえって世の中で幅をきかせること。

「憎まれっ子世にはばかる」の使い方

近所でいばっていたガキ大将が、今では会社の社長だそうだ。憎まれっ子世にはばかるとはこのことだ。

小学生に理解できる「憎まれっ子世にはばかる」を使った物語

ある日、ハルキは、おじいちゃんの子どものころの話を聞きました。

「わしは子どものころ、いたずらばかりしていてね。近所の柿の実を勝手にとったり、先生の机にカエルを入れたりして、よくしかられたもんだ」

ハルキはおどろきました。今のおじいちゃんは、町内会の会長をしていて、地域のお祭りでも先頭に立ってみんなをまとめています。

「近所の人からは、『あの子は困ったもんだ』と言われていたよ。それが今では、町内会の会長だ。憎まれっ子世にはばかるとは、よく言ったものだね」

おじいちゃんは、自分のことをそう言って、大きな声で笑いました。

「憎まれっ子世にはばかるって、どういう意味?」とハルキが聞くと、おじいちゃんは答えました。「人に憎まれるような子が、大人になると、かえって世の中で幅をきかせることがあるって意味さ。わしのことだよ」。

ハルキは、おじいちゃんが昔の自分をふり返って笑う姿を見て、なんだかうれしくなりました。

「でも、おじいちゃんがみんなに好かれているのは、いたずらのせいじゃなくて、がんばっているからだよ」。ハルキが言うと、おじいちゃんは照れくさそうに頭をかいたのでした。

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