泣き面に蜂
(なきつらにはち)

「泣き面に蜂」の意味

悪いことの上に、さらに悪いことが重なること。

「泣き面に蜂」の使い方

テストの点が悪かった帰り道、雨にまでぬれて、泣き面に蜂だった。

小学生に理解できる「泣き面に蜂」を使った物語

その日は、朝からついていない一日でした。サトシはねぼうをして、朝ごはんを食べられないまま家を飛び出しました。

走って学校へ向かうとちゅう、水たまりをふんでしまい、靴下までびしょぬれになりました。なんとか学校に着くと、今度は算数の宿題を家に忘れてきたことに気づきました。

「今日は最悪だ……」。サトシががっかりしていると、さらに追いうちがかかりました。給食の時間、大好きなからあげの日だったのに、サトシの分のおかわりがなくなってしまったのです。

となりの席のユイが、気の毒そうに言いました。「泣き面に蜂だね。悪いことばかり重なっちゃって」。

サトシは思わず笑ってしまいました。本当に、悪いことの上に、さらに悪いことが重なった一日だったからです。

放課後、ユイが「元気出して」と、自分の家で焼いたクッキーを一枚くれました。サトシは、ぬれた靴下のことも、宿題のことも、少しだけ忘れることができました。

家に帰ってお母さんに話すと、お母さんは「泣き面に蜂の日もあれば、いい日もあるわよ」と言いました。サトシは、明日は早起きしようと決めたのでした。

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