笛吹けど踊らず
(ふえふけどおどらず)

「笛吹けど踊らず」の意味

いくら準備をして誘っても、だれも応じて動いてくれないこと。

「笛吹けど踊らず」の使い方

学級委員が朝のあいさつ運動を呼びかけたが、笛吹けど踊らずで、参加する人は少なかった。

小学生に理解できる「笛吹けど踊らず」を使った物語

六年生のアカリは、児童会の会長です。ある日、アカリは「休み時間に、全校で長なわとびをしよう」という計画を考えました。

アカリは、ポスターを作って廊下にはり、朝の放送でも呼びかけました。なわも十本用意して、校庭で待ちました。

ところが、休み時間になっても、集まってきたのは児童会のメンバーだけでした。次の日も、その次の日も、ほとんどだれも来ません。

「こんなに準備したのに……」。アカリががっかりしていると、担任の先生が言いました。「笛吹けど踊らずだね。でも、みんながなぜ来ないのか、聞いてみたらどうかな」。

アカリは、各クラスを回って、話を聞いてみました。すると、「長なわはとぶのがこわい」「休み時間は短いから、遠くの校庭まで行けない」という声が多いことがわかりました。

そこでアカリは、低学年用にゆっくり回すなわを用意し、場所も教室に近い中庭に変えました。すると次の週から、少しずつ人が集まり始めました。

笛吹けど踊らずのときは、笛の吹き方を変えればいいのかもしれない。アカリは、中庭でとびはねる下級生たちを見ながら、そう思ったのでした。

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