昔々、ある平和な村に元気な少年が住んでいました。彼は毎日、近くの川で遊ぶのが大好きでした。ある日、川のそばで柳の木の下に座っていると、ふと水面が波立ちました。好奇心旺盛な少年は、その波の正体を探るため、そっと手を差し入れました。
すると、なんと泥鰌(どじょう)が捕まったのです!その日以来、少年は柳の木の下で泥鰌を捕まえるのが得意になりました。村の人々も彼のことを羨み、彼は自分の運の良さを誇りに思いました。毎日、同じ場所で泥鰌を探し続ける彼の姿は、村の子供たちの憧れの的となりました。
しかし、数日後、少年はまた同じ場所に行きましたが、今度は全く泥鰌がいません。彼は何度も何度も手を入れてみるものの、全く捕まえることができません。彼は不思議に思い、「どうして昨日は捕まえられたのに、今日はダメなんだろう?」と疑問に思いました。
その様子を見ていた村人たちは笑いながら、「一度運が良かったからと言って、同じことをしてもうまくいくとは限らないんだよ」と教えてくれました。少年はこの言葉を胸に刻み、運は一度きりだということを学んだのです。それ以来、彼は新しい挑戦をする勇気を持つようになったのでした。