故事成語辞典
ずうずうしくて、はじを知らない様子。
人のおやつを勝手に食べて平気な顔をしているなんて、面の皮が厚い。
ある日、ユウトのお父さんは、近所の人から聞いた話をしてくれました。「となりの町の公園で、毎朝ラジオ体操をしている人たちがいるんだ。そこに、ある男の人がやってきて、まだ体操をしている人たちの前に、自分のレジャーシートを広げて場所を取ったんだって」「みんなが『ここは体操をする場所です』と言っても、男の人は『早い者勝ちだろう』と平気な顔をしていたそうだよ。面の皮が厚い人もいるものだね」ユウトはおどろきました。そして、ふと、きのうの自分のことを思い出しました。きのう、ユウトは友だちの家でおやつをごちそうになったとき、出されたクッキーを、ほとんど一人で食べてしまったのです。友だちのお母さんが「まだあるわよ」と言ったので、さらにもうひとふくろ開けてもらいました。「ぼくも、ちょっと面の皮が厚かったかもしれない」。ユウトがそう話すと、お父さんは笑って言いました。「気づけたなら、えらいぞ。次に会ったときに、お礼を言えばいいさ」。次の日、ユウトは友だちのお母さんに「きのうは、クッキーをたくさん食べてしまって、ごめんなさい。とてもおいしかったです」と言いました。友だちのお母さんは、「また食べに来てね」とにっこり笑ってくれたのでした。
ある日、ユウトのお父さんは、近所の人から聞いた話をしてくれました。
「となりの町の公園で、毎朝ラジオ体操をしている人たちがいるんだ。そこに、ある男の人がやってきて、まだ体操をしている人たちの前に、自分のレジャーシートを広げて場所を取ったんだって」
「みんなが『ここは体操をする場所です』と言っても、男の人は『早い者勝ちだろう』と平気な顔をしていたそうだよ。面の皮が厚い人もいるものだね」
ユウトはおどろきました。そして、ふと、きのうの自分のことを思い出しました。
きのう、ユウトは友だちの家でおやつをごちそうになったとき、出されたクッキーを、ほとんど一人で食べてしまったのです。友だちのお母さんが「まだあるわよ」と言ったので、さらにもうひとふくろ開けてもらいました。
「ぼくも、ちょっと面の皮が厚かったかもしれない」。ユウトがそう話すと、お父さんは笑って言いました。「気づけたなら、えらいぞ。次に会ったときに、お礼を言えばいいさ」。
次の日、ユウトは友だちのお母さんに「きのうは、クッキーをたくさん食べてしまって、ごめんなさい。とてもおいしかったです」と言いました。友だちのお母さんは、「また食べに来てね」とにっこり笑ってくれたのでした。
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