故事成語辞典
①自分の力で手に入れたり、できたりする範囲にあること。②細かいところまで気配りが行き届くこと。
このくらいの値段なら、おこづかいをためれば手が届く。
ハルナは、ずっとほしかったスケッチブックと色えんぴつのセットを、文房具屋さんで見つけました。けれど、値段を見ると三千円もします。ハルナのおこづかいは、月に五百円です。「今は無理だけど、半年ためれば手が届くかもしれない」。ハルナはそう考えて、その日からおこづかいを使わずにためることにしました。友だちが駄菓子屋さんでおかしを買うときも、ハルナはがまんしました。お手伝いをして、お母さんから少しだけおこづかいをもらうこともありました。四か月がたったころ、貯金箱の中は二千五百円になりました。あと少しです。ハルナは毎日、貯金箱をふって、中の音を確かめました。そして五か月目、ついに三千円がたまりました。ハルナは貯金箱を持って、文房具屋さんへ走りました。スケッチブックと色えんぴつのセットは、まだたなにならんでいました。お店のおばさんが、「ずっと見に来ていたものね。よくためたわね」と言って、きれいに包んでくれました。家に帰って、ハルナはさっそく庭の花を描きました。手が届かないと思っていたものに、自分の力で手が届いたことが、何よりもうれしかったのでした。
ハルナは、ずっとほしかったスケッチブックと色えんぴつのセットを、文房具屋さんで見つけました。けれど、値段を見ると三千円もします。ハルナのおこづかいは、月に五百円です。
「今は無理だけど、半年ためれば手が届くかもしれない」。ハルナはそう考えて、その日からおこづかいを使わずにためることにしました。
友だちが駄菓子屋さんでおかしを買うときも、ハルナはがまんしました。お手伝いをして、お母さんから少しだけおこづかいをもらうこともありました。
四か月がたったころ、貯金箱の中は二千五百円になりました。あと少しです。ハルナは毎日、貯金箱をふって、中の音を確かめました。
そして五か月目、ついに三千円がたまりました。ハルナは貯金箱を持って、文房具屋さんへ走りました。
スケッチブックと色えんぴつのセットは、まだたなにならんでいました。お店のおばさんが、「ずっと見に来ていたものね。よくためたわね」と言って、きれいに包んでくれました。
家に帰って、ハルナはさっそく庭の花を描きました。手が届かないと思っていたものに、自分の力で手が届いたことが、何よりもうれしかったのでした。
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