手が切れる(てがきれる)

「手が切れる」の意味

それまでの関係がなくなること。

「手が切れる」の使い方

引っ越してからは、前の習い事とはすっかり手が切れた。

小学生に理解できる「手が切れる」を使った物語

むかしむかし、ある町に、小さな染め物屋がありました。店の主人は、となり町の大きな布問屋から、毎月布を仕入れていました。

ところが、布問屋は、だんだん布の値段を上げていきました。しかも、とどく布の質も、前より悪くなっていたのです。主人が何度たのんでも、布問屋は聞き入れてくれませんでした。

主人は、長い間お世話になってきた布問屋との取り引きをやめることにしました。「これで、あの問屋とは手が切れた。これからは、自分の目で布を選んで仕入れよう」。

主人は、遠くの村まで足を運び、ていねいに布を織っている職人たちをたずねました。職人たちの布は、値段は少し高めでしたが、とても質のよいものでした。

新しい布で染め物を作ると、お客さんたちから「前よりも色がきれいになったね」とほめられるようになりました。店はしだいに評判になり、遠くの町からもお客さんが来るようになりました。

ある日、主人は弟子に言いました。「長いつきあいの相手と手が切れるのは、こわいことだった。でも、思い切ってよかったよ」。

弟子は、主人の話を聞きながら、職人たちの織った布を大切にたたんだのでした。

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