故事成語辞典
それまでの努力や、手に入るはずだったものを、むだにしてしまうこと。
試合の前日に夜ふかしをして、一年間の練習を棒に振ってしまった。
ユウマは、小学四年生から地域の少年野球チームに入り、毎日練習を続けてきました。六年生になって、ついに念願の背番号をもらい、次の大会では先発メンバーに選ばれることになりました。ところが大会の前の日、ユウマは友だちに「家の屋根に登ってみようぜ」とさそわれました。一度は断りましたが、「ちょっとだけ」と言われて、はしごを登ってしまいました。屋根からおりるとき、ユウマは足をすべらせて、はしごから落ちてしまいました。右手首をねんざして、ボールをにぎることもできなくなりました。次の日の大会、ユウマはベンチでチームを応援することしかできませんでした。二年間の練習も、やっともらえた先発の場所も、棒に振ってしまったのです。試合のあと、監督がユウマに声をかけました。「くやしいだろうな。でも、今日のことを忘れなければ、次はきっとだいじょうぶだ」。ユウマは、何度もうなずきました。一度の軽はずみな行動で、大切なものを棒に振ってしまうことがあるのだと、身にしみてわかったのです。けがが治ると、ユウマはだれよりも早く練習に来るようになりました。そして秋の大会、ユウマはふたたび先発メンバーとして、グラウンドに立ったのでした。
ユウマは、小学四年生から地域の少年野球チームに入り、毎日練習を続けてきました。六年生になって、ついに念願の背番号をもらい、次の大会では先発メンバーに選ばれることになりました。
ところが大会の前の日、ユウマは友だちに「家の屋根に登ってみようぜ」とさそわれました。一度は断りましたが、「ちょっとだけ」と言われて、はしごを登ってしまいました。
屋根からおりるとき、ユウマは足をすべらせて、はしごから落ちてしまいました。右手首をねんざして、ボールをにぎることもできなくなりました。
次の日の大会、ユウマはベンチでチームを応援することしかできませんでした。二年間の練習も、やっともらえた先発の場所も、棒に振ってしまったのです。
試合のあと、監督がユウマに声をかけました。「くやしいだろうな。でも、今日のことを忘れなければ、次はきっとだいじょうぶだ」。
ユウマは、何度もうなずきました。一度の軽はずみな行動で、大切なものを棒に振ってしまうことがあるのだと、身にしみてわかったのです。
けがが治ると、ユウマはだれよりも早く練習に来るようになりました。そして秋の大会、ユウマはふたたび先発メンバーとして、グラウンドに立ったのでした。
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