五臓六腑(ごぞうろっぷ)

「五臓六腑」の意味

体の中のすべての内臓。また、体の中、心の中。

「五臓六腑」の使い方

冷たい水を飲むと、五臓六腑にしみわたった。

小学生に理解できる「五臓六腑」を使った物語

冬の寒い日、ひろとは父といっしょに、近くの山でスキーをしました。朝から夕方まで滑り続けて、体はすっかり冷えきっていました。

帰り道、二人は山のふもとの小さなお店に入りました。父が注文したのは、湯気の立つ熱い豚汁です。

ひろとは、はしを持つ手もかじかんでいましたが、ひと口すすると、体のしんまで温かさが広がっていきました。父も「ああ、五臓六腑にしみわたるなあ」と、目を細めました。

「ごぞうろっぷって何?」とひろとが聞くと、父は答えました。「体の中のすべての内臓のことだよ。それくらい、体のすみずみまで、温かさやおいしさが行きわたるっていう意味なんだ」

ひろとは、もう一口すすりました。たしかに、おなかだけでなく、手の先や足の先まで、じんわりと温まっていくのが分かりました。

家に帰ってから、ひろとは母に話しました。「山で食べた豚汁、五臓六腑にしみわたったよ」母は笑って、「じゃあ、今度はうちでも作ってみようか」と言いました。ひろとは、寒い日に食べる温かいものが、こんなに幸せな気持ちにしてくれるのだと知りました。

慣用句 学習用問題